万華鏡の中身って、こだわる方すくないですよね?
「万華鏡なんて中身より、外側の見ためでしょ?」という方へ、この記事を書いてみました!
万華鏡の中に入れるものといえば、ビーズやスパンコールなどキラキラしたもの。
貝がらや、ドライフラワーなどの自然のものを加工したものだったり…。
万華鏡の見ためを華やかに作る…という情報はあるんですが、万華鏡で"見えるもの"について情報がすくないと感じました。
万華鏡の本質は、いかにかわいく、かっこよく作るか…ではなく、
「中をのぞいたらどんな光景が広がっているんだろう!」というワクワク感だと僕は思います。
ということで、今回は"日常のありふれたもの"を使って、検証していきます!
使用したもの
使ったものはこれだけです!
カッターで大ざっぱにカットして、ハサミで細かくカットするのに使いました。

万華鏡の中身にするもの
先に結論をいうと色はカラフルの方が見ためが映えます!

印刷された文字
まずは白黒の印刷された細かい文字を万華鏡で見たらどうなるか…検証しました!

これが万華鏡の作りかたの説明書です!
印刷された文字を切り抜く
万華鏡の説明文をぜんぶ切ってみました!
おおよそ200文字程度の文字数です。


まずは段落ごとに切り分けていきます!


段落を切り分けたら、1文字ずつ切り分けていきます。


この4行を1文字ずつ、カッターで分解していきました!


全て文字をバラしたらカップに入れます。
なるべく…
万華鏡をのぞくときにオモテ面(文字が書いてある方)になるようカップに入れます!

ウラ面が無地だと検証にならないデメリットがあります。
あと、細かいのでしんどい…です。
約200文字の光景
しんどい作業が終わって、達成感を得た光景がこちらでした!






白黒で文字が重なりあったところが暗くなる。
回していくと形が変わっていくのが、万華鏡の良さですよね。


カメラをズームするとこんな感じになります!
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文字のカットにかかった時間:約1時間30分



カッターと定規を使って切ると、意外と時間かかります。
半透明なパッケージ
日常で消費する飲食のパッケージを活用しました。
半透明でうす~く色がついているので、それが重なった時にどうなるかを検証していきます!
それぞれ加工していきます。
リサイクルマークとバーコード類


左からQRコード、リサイクルマーク、バーコードになります。
3枚ずつ見てみた






リサイクルマークは2種×3枚ずつになっています。
リサイクルマークは少し物足りなさを感じますね!
10枚に増やして見る






バーコードは重なり合って光を通さなくなり、真っ暗な光景になります。
リサイクルマークは色がうっすらむらさき色で、光が透き通っていてきれいな模様になりました!
QRコードは量が増えたという感じしかありませんね。
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加工にかかった時間:40分
「天」「然」「水」の文字を3~20枚ごとに見る
文字に色がついたものをそれぞれ枚数ごとに見ていきます!
文字がむらさき色でアウトライン(そと側)が白くなった文字です。
3枚ずつ見る






「然」の文字には点々があるので、見ためがハデになりました。
「天」と「水」は幾何学模様のような見ためです。
10枚で見る






- 「天」と「水」は文字の色が濃いむらさき色の面積が多い。
そのため重なると、暗くなる
- 万華鏡はミラーに光を反射するように見ると、色が鮮明に見れる
光を反射するように見る
光を反射するように見るには、光源に向かってまっすぐ見ない方がことです。


光をずらして見ることで、ミラーに光が反射して色がきれいに見れます!
20枚で見る






「天」は文字が重なりすぎて、真っ暗です。
- 平たいものを入れすぎると、重なって暗くなるので注意
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加工にかかった時間:30分



枚数が多かったので、想定外に時間がかかりました。
パッケージの背景を切って見た


パッケージの川のせせらぎのような背景の部分をカットしました。
まずは少量(欠片10枚)




欠片に雪の結晶のような模様がありましたが、重なると模様はつぶれてしまいました。
雪の結晶は無色だったため、色が付いているものが重なるとつぶれてしまう
欠片30枚分の光景




欠片の水色がうすいので、暗くなりませんでした。
欠片の形を△にしたので重なるところ、重ならないところで色の強弱が見れます。
1色でも、さまざまな形があると色味に濃い部分、うすい部分ができる
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加工にかかった時間:15分
金色のパッケージ
金色の不透明なパッケージで検証してみます。
不透明なので光を通さないので、暗くなってしまうのかが気になります!
パッケージのフチ




はさみを使ってさらに細かく刻みました!
いっぺんにたくさん切ろうとすると、はさみの切れ味が落ちてしまいます。
すこしずつ切りましょう。
まずは少量(約1/2)で見る




量が少ないと、万華鏡をクルクル回転させるたびに形が変わります!
次は、量を増やします。
すべて入れて見る




不透明なものは光を通さないので、思ったとおり暗い…。
万華鏡を回しても形はあまり変わりないですが、これもきれいですね。
万華鏡に入り込む光の量が少ないとき、光の周りがキラキラきわ立って見える



金色のパッケージのわずかなすき間から差し込む光が、「プラネタリウム」のようで暗いのも良いですね!
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加工にかかった時間:5分
パッケージの中心


画像の中心あたりを細かくカットしてみました!
まずは少量(約1/3)で見る






パッケージのうち側とそと側で色が違うので、見ためは2色です。
うち側が銀色でそと側が金色になっているので、回して見るたびに形が変わります。
約2/3を入れて見る






前回のフチで入れすぎないことを学び、約2/3と入れる量をおさえてみました!
量がほどよく、万華鏡を回せば形は変わり、光も入っていて適量。
光が入ることで、金と銀の濃淡もハッキリ見れるので、きれいな光景になりました。
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加工にかかった時間:30分
カラフルなパッケージ
多色の大きく分類分けすると、8色使われている半透明のパッケージを使わせていただきました。
カラフルなので、どんな見え方になるのか気になります!
細かくカット


カッターで補足切って、はさみで細かくカットしていきました。
フィルムのようなうすさと細かく切ったことで、この後の掃除がたいへんです…。
静電気でとれない破片は掃除機で吸いとりました。
※掃除機の騒音は近所にご迷惑となるので、作業は日中に行う
カップの1/5くらい入れて見る


カップには少ない量でまずは見てみます。




量が少ないので、形が大きく変わっていきます。
また色も多いため、いろんな色に変化していくのが楽しめます。
カップの半分くらい入れて見た


どれくらい見た目が変わるのか量の違いも検証してみます。












いろんな形に変わり、色も回すたびに変わっていくので、多めに撮ってみました。



形や色の変化が見るたびに違うのも、万華鏡のたのしみ方の1つですね!
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加工にかかった時間:20分
まとめ
今回は日常にあるものを使って、万華鏡で見える光景を検証してみました。
やってみて分かったこと、気づいたことは…
検証 | 結果 |
---|---|
濃い色が重なる | 光を遮ってしまい暗くなる |
不透明なものを入れすぎる | もっと暗くなる |
万華鏡のミラーに光を反射させる | 色がハッキリ見える |
太陽光、蛍光灯を直射させる | 光が強すぎて色が見えない |
いろんな形のものを入れる | 色の濃淡が生まれ楽しめる |
万華鏡に入り込む光がすくない | 差し込む光の周りがキラキラしてきわ立つ |
細かく切りすぎると… | 静電気が起こりやすく、掃除がたいへん |
以上が、研究の結果となりました。
ご家庭によって【食べものや飲みもの、消耗品】などの使っているものって違いますよね!



今回、使用したものは"僕が日常で使用しているもの"です
万華鏡は、日用品で見ると"各家庭ならではのオリジナルの光景を生みだす"ことができます。
ふだん、使用しているものでどんな光景が見れるのか試してみてくださいね。



それでは、ご覧いただきありがとうございましたー!
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